最近、研究や就活、アルバイトなどかなり抱えることが多くなってきてパンク気味のkitsuneです。今回は、「MTI Internship Summer 2022」に参加した話を書いていきたいと思います。
MTIさんについてはこちら。ルナルナやmusic.jp, CARADAなどを開発している企業です。
インターン参加前
MTIさんとの出会い
きっかけは、Wantedlyでのスカウトです。
参加理由
AWSやNode.js, Vue.jsなど触れたことのない技術ばかりだったのですが、この夏はスキルアップしたいと思っていました。またこのインターンシップは、企画・マーケティングにも力を入れており、エンジニアであってもマネタイズやビジネスの力も養えるとのことでした。
私は、アルバイトでのマーケティングの経験から、より実践的なアウトプットを出したいと考え参加を決意しました。
期間
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期間:講義・開発合わせて7日間(中間、最終発表含む)
- Day 1:AWS, Node.jsを用いたAPI開発
- Day 2:Vue.jsを用いたフロントエンド開発
- Day 3:総合演習(チーム開発)
- Day 4:マーケティング講義、企画立案
- Day 5:中間発表、開発開始
- Day 6:開発
- Day 7:開発、最終プレゼン
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形式:メンター5名、人事2名、4名のチーム開発
事前課題
本インターンでは、事前課題がありました。
開発課題
Javascriptを用いてテトリスを作るというものでした。
マーケティング課題
事前課題として、マーケティングにおける3C分析やSTP分析の基礎などを学習しました。
インターン期間中
インターンでの目標
私はこのインターンで、
- 企画・マーケティングで価値を出す
- バックエンド・API設計の基礎を身につける
- 行動は自分発信
という3つの目標を掲げ参加しました。
Day 1~3 開発ワークショップ
最初は、講義形式で開発を行いました。
内容的には、
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バックエンドワークショップ
- AWSとは?
- Node.jsとは?
- API設計の基本
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フロントエンドワークショップ
- Vue.js, Semantic UIを用いたUI構築
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総合演習
- チームごとに掲示板アプリの開発
こんな感じで、インプット→アウトプットを短期間で行いました。この間ハンズオン形式で詰まったら都度解消し、講義を再開するという非常に丁寧なものでした。
バックエンドの開発は初めてだったのですが、非常にわかりやすく抵抗感も全て消え去りました(バックエンド楽しい)。
Day4~ マーケティング講義
マーケティング講義
マーケティングの講義では、3C分析やSTP分析など基礎となる部分を学びました。マーケティングには、これまで軽く触れていたのですが、マーケティングとは?なぜ行うのか?など非常に勉強になりました。
一番印象に残っているのは、マーケティングとは「売れ続ける仕組みを作ること」という言葉です。当たり前のことですが、一番重要だと思いました。
チーム分け
チームに分かれ、企画を行いました。チームは人事との面談などを踏まえて決定したそうです。
企画
前もって「新規ヘルスケアサービスの提案」というテーマが発表されていたため、企画をいくつか持ち込んで参加しました。
具体的には、下記の2つです。
- アレルギー患者向けグルメサイト
- お酒好き向けの健康促進アプリ
チームでの話し合いの結果、私たちのチームが開発するのは
「お酒好き向けの健康促進アプリ ALCoho」
に決定しました。
うちのチームには、かなり頭の切れるメンバーがいたのですが、クリティカルな視点から5時間ぶっ続けで理詰めされ流石に疲れました。このインターンで一番しんどかった経験と言っても過言ではない。
Day 5 中間プレゼン
企画もまとまり決定した企画をもとに中間プレゼンを行います。
余談ですが、参加前や人事面談の際、本インターンのプレゼンは毎年かなり辛雑な酷評会になると伝えられていました。
そんな中、ガクブルで挑んだ分けですが、、
- リリース初期のマネタイズを工夫すると黒字化の面でもっと良くなる。
- お酒好き層を取り込むとユーザ数も大幅に上がる。
- メーカーとのプロモーションなどをすると面白いかも。
など、思っていたネガティブなフィードバックではなく、かなり好評でした!!(企画者・市場リサーチを担当した者として、これはマジで嬉しかった。)
この段階で、企画を立て直す必要があるチームなどもあったので、それを踏まえてもいい形で開発に移れたと思います。
アプリ概要
アプリの概要としては、
- APIから消費カロリー、歩数を取得する。
- お酒好きのための健康促進アプリ。
- 消費カロリーに対して、酒量を換算する。
- つまりカロリーを消費した分だけ、ユーザはお酒を飲める。
- アプリ内でアプリ利用者のコミュニティを運営し、ユーザの離脱を防ぐ。
- その日の飲酒可能量をLINEに通知する。
などです。
これまでは、お酒を飲み罪悪感を埋めるためにお酒を飲む。という負のスパイラルだったのが、お酒を飲むために運動を行う。という好循環に変化できるアプリです。
Day 5 最終プレゼンまで
要件定義、役割分担
開発イメージが固まったところで、エンドポイントからDB設計、フロントエンドのデザインを決定、
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サーバサイド
- API, DB設計
- LINE API
- Google fit api連携
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クライアントサイド
という形で分担しました。
私はAPI, DB設計、Google fit api連携、フロント回り、コードレビューを担当しました。
どんだけやんねんと思われるかもしれませんが、実は、
- Google Fit APIとLambdaの繋ぎ込みが上手くいかない。
- 取得できてもデータがないため、どの道モックを用意する必要があった。
そのため途中で歩数・カロリーのモックを用意し、クライアントに移りました。
結果的にですが、クライアントにリソースを回せたのと、メンバーの補助に回れたのでこの判断は結果的にかなり良かったです。
ローカル環境ではGoogle Fit APIを叩けていたので悔しかった。。後でメンターと話していたのですが、AWSのセキュリティに弾かれるのは良くあるという話があったので、それが原因だと思いました。
最終発表
最終発表をした後、懇親会にて結果発表という形でした。
結果は、、
優勝!!
自分としては、参加前の「企画でも価値を出す」という目標を達成できたので満足です。
ただ欲を言えば、エンジニア賞も狙いたかった。
参加してみて
エンジニア像と将来
私のエンジニア像として、マーケティングやマネタイズなどビジネスを考えれるエンジニアになりたいと考えているため、このインターンは非常に有意義でした。将来像にも一歩近づけたと思います。と同時に企画・マーケティングでの就職も少し迷っています。
マーケティングに関して
アルバイトでマーケティングを勉強している分けですが、非常に学びが多かったです。具体的には、
- 市場リサーチの重要性。どういったユーザがいるのか、具体的なペルソナの設計をすることで、サービスの目的・方向性を決定できる。
- 最初にコアとなる機能、ユーザベネフィットを明確にすることで、方向性がブレない。本当に必要な機能を実装することができる。
- サービス単体での収益だけではなく、自社の強みを活かしたプロモーションや訴求の実施を行う。
などなど…企業でのサービスならではのノウハウを身につけることができました。エンジニアとしてだけではなく、一人のビジネスパーソンとしての力もつけれたと考えています。
個人の開発成果
今回、私はサーバサイドをメインで担当したのですが、AWSやAPI設計、DB設計など基本的な知識を身に付けることができたと思います。忘れないうちにAWSで何か作ってみたい。今回アプリロゴも作成したのですが、結構お気に入りです。
最後に
このインターンに参加してみての感想ですが、めちゃめちゃ有意義でした。
特に、WEB開発初心者、マーケティング初心者にはおすすめだと思います。
個人としても短期間でかなり成長を実感しています。